こんにちは、Shoです!
実はニュージーランドは花火禁止国だった!
まず驚くのが、日本では夏の風物詩である「花火」は、NZでは花火が法律で禁止されている国だということです。
ですが厳密には、ある記念日前後の数日を除いて花火を販売してはならない、と法律で決められているのです。その3日間はどこもかしこも花火が打ち上がっています。
今となっては、ただの「花火の日」のようになっていますが、何を記念した日なのか、そのルーツを解説していきます。
この記事では、
なぜ国が花火を禁止にしているのか?
どこで花火大会が開催、無料で?見られるのか?
どうやったら手持ち花火を入手できるのか?
を解説していきます!


ニュージーランドで「手持ち花火」ってできるの?
花火が普段禁止されている理由
結論から言うと、ニュージーランドで手持ち花火をするのは基本的に難しいです。
現地では個人での花火使用に厳しい規制があるため、特定の販売期間・許可のある場所でしか使えません。
ですが実は、正確にいうと細かい条件はありますが1年中花火はして良いことになっているそうです。なぜ年に3日のみと言われているかというと、花火の「販売」が年に3日しかできないからです。
また、海外からの持ち込みも禁止されています。
ではなぜ禁止されているのかというと、
ニュージーランドでは大きい音や光が牛や羊などの家畜のストレスになるからと言われています。
酪農国らしい理由です。
あとは火事の原因になることもあげられているようです。年に3日ですら火事が問題視されています。
ただでさえ非常に自然や環境に気を使っているニュージーランドですので火気を厳しく取り締っているというのは納得です。
花火が許可されているのは何の日?
花火が許可されているのは11月5日前後。この日は「ガイ・フォークスデー(ガイ・フォークスナイト)」という日です。
この日はニュージーランド各地で花火大会が行われ、一般の人々も花火を上げる日として知られています。しかし「そもそもガイ・ホークスデーって何?」、「なぜ花火が関係するの?」と疑問に思われている人もいるかもしれません。
この日はガイ・フォークスという実在する人物が起こそうとした事件を未然に防げたことを記念している日なのです。
当時の国王ジェームス1世がカトリックを弾圧したことからガイ・フォークスが仲間たちと共謀して国王と議員たちを狙い火薬を仕掛けます。しかし、それが何者かによって密告されその火薬は11月5日に発見され、ガイ・ホークスは逮捕後、処刑されました。
この爆弾陰謀事件が発覚した11月5日をイギリスではガイ・ホークス・デー(あるいはガイ・ホークス・ナイト)という記念日に指定し、暗殺が未遂に終わったことをお祝いするのです。
そしてイギリスとつながりの深いニュージーランドもそれに倣っているというわけらしいです。
もともとはイギリスのお祭りですが歴史的につながりのあるニュージーランドも祝日とされています。
イギリスでは子供達が作ったガイと呼ばれる人形を一日引きずり回し、最終的に燃やすということをやっていたそうですが、今はもうただの花火大会のようになっています。ニュージーランドでも同じように人形を燃やしたりなどという光景は目にしません。
年に3日だけ販売が許された花火を購入し、各々がやりたいところで花火をやるという印象です。
花火の販売時期
- 毎年 Guy Fawkes Day(11月5日)前後の数日間のみ販売可
- その他の時期は原則販売禁止
日本では夏の風物詩としてどの家庭でも気軽に花火を買って楽しみますが、ニュージーランドでは一般的に花火を購入することは禁止されています。ところがガイ・ホークス・デーの前3日間(11月2日~5日)のみこれが解禁。個人でも花火を購入することができます。
このあたりがニュージーランドでもあまり知られていない点なのですが、ニュージーランドは個人が花火をすることを禁止してはいません。購入した花火はいつ使っても法律的には問題ありません。ただし購入できるのは1年間でこの3日間だけなのです。
🔥 手持ち花火をしてもいい場所は?
- 私有地のみOK(公園・ビーチは基本NG)
- でも近隣住民からの通報で警察が来ることも…
- 市の条例によっては禁止エリアが多いので要確認
- 近所の人たちに配慮する
- 燃えやすいものは近くに置かない
- 遅くとも夜10時30分までには終えること
が推奨されています。
👉結論:観光やワーホリ中に気軽に手持ち花火をするのは難しい。代わりに、現地の花火イベントを楽しもう!
自分で購入しなくとも街を歩いていればいろんな所から花火があがっているのを見ることができます!

実際私が花火をした際、花火も海外規模というか打ち上げ花火やロケット花火など、想像よりも音が大きい花火が多い印象でした。
仕事帰りにバスとか乗って帰ると、街中で1分に1回は花火が上がっていたり、本当にこの期間に詰め込んでいる印象でした。
そこは日本でのギャップを感じました。
ニュージーランドで見られる代表的な花火イベント
🎇1. Guy Fawkes Day(ガイ・フォークス・デー)
- 【時期】11月5日前後
- 【内容】歴史的な反乱を記念する英国文化の名残。打ち上げ花火あり。
- 【開催地例】
- オークランド:North Shore や Mt Eden周辺
- クライストチャーチ:Hagley Parkなど
🎆2. New Year’s Eve(年越しカウントダウン花火)
- 【時期】12月31日深夜〜1月1日
- 【内容】新年を祝ってスカイタワーやビーチなどから大規模な打ち上げ花火
- 【開催地例】
- オークランド:Sky Tower & Harbour周辺
- ウェリントン:Wellington Waterfront
- クイーンズタウン:Lakefront Park
実際にカウントダウン花火に行ったことも記事にしているのでぜひご覧ください!


地域別!おすすめの花火スポット5選【アクセス付き】
都市名 | 花火スポット | 見どころ | アクセス |
---|---|---|---|
オークランド | Sky Tower | 年越し花火が大迫力 | 市内中心から徒歩圏内 |
クライストチャーチ | Hagley Park | ガイ・フォークスで人気 | 路線バスや徒歩でOK |
ウェリントン | Waterfront | 音楽イベントと一緒に開催 | 駅からすぐ |
クイーンズタウン | Lakefront Park | 湖越しの花火が絶景 | 市内中心部から徒歩 |
タウランガ | The Strand | ローカル向け穴場イベント | 徒歩またはバス |

写真映えしたい!SNS用の花火ショットを撮るコツ
- 三脚はマスト:夜景+花火は手ブレしやすい
- 構図は広めに:花火+観客や風景を入れると臨場感UP
- 撮影モードは「夜景」「バルブ」推奨
- フィルターや編集アプリで彩度・明るさ調整もおすすめ

花火イベントでの注意点&持ち物リスト
- 防寒着(NZの夜は夏でも肌寒い)
- レジャーシート(地面に座って見るスタイル多め)
- 虫よけスプレー
- カメラ・モバイルバッテリー
- 早めの場所取りが必須!
- 人混みが苦手な人のための穴場エリア紹介


日本と何が違う?NZの花火文化を体験してみて
- 打ち上げは夏中心
- 個人で花火は禁止されているエリアも多い
- 地元の人たちとの交流、イベントの雰囲気が陽気でフレンドリー
花火大会以外でも花火は見れる?
花火大会以外にも、夏(12月)にクリスマスイベントで見ることができます!
そちらのこともこちらの記事に記載しております!


まとめ|花火で感じる、ニュージーランドならではの季節の楽しみ方
国の習慣や伝統というのは非常にその国の考えや歴史を感じられます。イギリスと深い関係があったからこその祝日や酪農国であるからこその取り締まりなど、一言にイベントと言うにはもったいない程様々な情報が盛り込まれています。
- 手持ち花火は難しいけど、イベント花火は大規模で感動モノ!
- 観光・交流・写真映えぜんぶ叶う、ニュージーランドの花火イベントは思い出に残ること間違いなし!
- 日本とは違う文化の中で、季節感やお祭り気分を味わえる貴重な機会
- ワーホリ中でも行けるイベント多数 → 予定に入れておいて損なし!
- ワーホリ中の季節のイベント体験として、ぜひスケジュールに組み込んでみてください。

