こんにちは、Shoです!
ワーキングホリデー滞在中、偶然にもベトナムカフェで働くことになった私。
ワーホリといえば、異文化体験や新しい友達との出会いが醍醐味ですが、
私が体験したのは一筋縄ではいかない毎日がサバイバルで、 想像以上にハードなものでした。
ニュージーランドに来て、まさかこんなブラックな職場で働くことになるなんて…。
そこは怒りっぽい店長が仕切る「ブラックな職場」。
インドネシア人の奥さん、そしてフィリピン人の24歳同い年と共に過ごした日々。
この記事では、そんな壮絶な体験をリアルに綴り、過酷な職場での出来事を生々しくお伝えします。
私のワーホリ経験を大きく左右することになった、これからワーホリを考えている方々にとって
役立つ情報と教訓を、 ぜひ最後までご覧ください!
夢カナ留学ベトナムカフェで働くことになった経緯
まず、なぜニュージーランドにワーホリに来てまで、ベトナムカフェで働くようになったのか
を紹介していきたいと思います。
ワーホリ仕事探しのリアル
まず、「ワーホリは稼げる!」と言われていると裏腹に、リアルな今はワーホリで来る若者が沢山
来ており、そして不景気も重なり仕事がなかなか見つかりにくい現状になっています。
私はニュージーランドに来てから、約一ヶ月後ぐらいにジャパニーズレストランの仕事を
なんとか見つけることができました。しかしタイミング的にそのお店は一ヶ月のホリデーに入り、
仕事ができず、またシフトにもなかなか入ることもできませんでした。
大体週3回、一日3〜4時間ほどで時給が日本より高いとしても家賃が高く、
給料のほとんどが家賃で消えてしまいます。貯金もできずこのままではやばいと思いました。
そして、ジャパレスのシフトが基本ディナーだったので、午前中が空いているので
その時間帯の仕事を探そうと掛け持ちすることに決めました。
掛け持ちしないといけないぐらい厳しい現状です。
またワーホリのリアルな現状に関しては、 こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
レジュメ配りの結果
ですが、なかなか仕事探しは簡単ではありません。
シーズンもオフシーズンに近づき求人募集しているところも少なく、
たくさんメールやレジュメを配り、30件ぐらい配った中、唯一返事が来たのが1件だけでした。
そう、それが「ベトナムカフェ」
メールで連絡が届き、面接もサクッと終わり「明日から来てくれ!」と言われ、
ようやく2個目の仕事を獲得することができました!
カフェの紹介
まずは、私が働いたカフェについてご紹介します。
ニュージーランドの中心部に位置するこのベトナムカフェは、 オフィス街にあるので、
平日のお昼オフィスワーカー達や休日は地元の人々が訪れ、たまにバンドの演奏が行われたりと、
人気のスポットでした。ニュージーランドでは珍しい毎日営業をしていたり、
また新聞にも載ったりしており、ぼちぼち良いカフェなんだなーと思いました。
従業員
店長: ベトナム人。オーナーで幼稚園のお子さんが1人。
奥さん: インドネシア人。キッチン兼バリスタで、当時妊娠中。
同僚:フィリピン人。3年目シェフ、唯一の同僚で同い年。
と、とても国際色豊かな職場で家族経営のお店でした。
カフェの雰囲気
ベトナムカフェですが、アジアンチックなカフェというよりかは、温かみのある空間で
買うことが可能なお花や植物、ドライフラワーなどがたくさん飾ってあります。
他にも子供向けのぬいぐるみなども飾っており、店長のこだわりを感じられます。
店内も、机が中外と9台、長テーブルもあり、椅子も30席ぐらいはある小さすぎず
良いサイズのお店でした。
メニュー
メニューに関しましては、カフェなのでもちろんドリンク、コーヒーがあり
たくさんの種類のドリンクメニューや、豆はベトナムの豆使っており、
自分でドリップするコーヒーセットのメニューがあります。
食事もベトナム料理のフォーはもちろん、バインミーからライス、チキン、ポーク、ビーフ、
パン、タイのカレーもあったり、手作りのクロワッサン、パンやケーキと様々なスイーツもあり、
とてもメニュー豊富なカフェです。
仕事内容と時給
私の仕事内容は、キッチンハンドでした。
キッチンハンドは主に雑用、洗い物や野菜、肉を切ったり、テーブルの皿の片付けなど、
最初は徐々に全部回してできるようにしようと、話でしたが、
掛け持ちで夜の仕事から翌朝の朝早く入ることが難しく、
勤務時間も11時からお店クローズの15時までと4時間勤務でした。
本当はもうちょっと働きたかったですが、初めて掛け持ちでの仕事。
そして海外で大変だと感じ、週3勤務になりました。
今思えば少し甘えてるかなーとは思いつつも、自分のやりたいこともしたかったので、
これに定着しました。ちなみに時給は最低賃金23.15ドル(約2000円)交通費は出ないので
家から毎日往復1時間、運動として歩いて通勤しました。
また現地での仕事でのリアルな収入に関しては、
こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
怒りっぽい店長とブラックな職場環境
と、ここまで書いたのをみてみると、特にブラックには見えないと思います。
ただ、ここからが本題、
店長の急変な態度、初出勤して1分も経たないうちに 体験しました。
出勤1分後にブラックを感じた
ベトナムカフェ勤務1日目。
さっそく洗い場の所で溜まってるお皿などを洗っていっていたら、
なんの前振りもなく、オーナーがシェフに急に怒鳴り出しました。
最初はなんかあったのかーと軽く捉えてましたが、全然怒りはおさまらず
とにかくずっと怒鳴っています。
英語が分からない私でも確実に汚い言葉や怒ってる時に使う言葉を言ってるのは分かりました。
もしこれが日本でのアルバイト初日、だと想定したら必ず、すぐ辞めるだろうなー
というザ パワハラ環境でした。
しかしまだ初日、辞めるにも仕事が無いと生活できない。ひとまず様子を見ていこうと思いました。
厳しい労働環境とストレス
そんな中、キッチンハンドで日本での経験もありましたが、その店の独自のルール、
日本人ならここもう少し綺麗にするところとか、しっかり汚れが落ちるまで洗わないと、という所が
綺麗さも大事だがとにかく早くやれ!という感じでした。大雑把にやって良いのか?と思いつつ
このままだと自分があんな感じで怒られるんじゃ無いかとドキドキしながら働きました。
また、最初は良かったのですが後々に、自分本人にはダメだしなど指摘などは直接伝えず、
他の人に、私に聞こえる感じでダメ出し注意をし、周りの人が怒られると大変申し訳なくなりました。
言葉がわからず、できてないのも自分のせいで仕方がないのに
せめて指摘は直接に言えよーっと思いました。
じゃないと何が間違ってるのかが分からずじまいじゃないか!と思いつつも言葉にはできず、
そのまま耐え忍びました。
労働環境に関しては、長時間労働とか残業はなく、退勤時間になればすぐ帰っていいし、
賃金も、しっかり払われ大丈夫でしたが、
やっぱりこの空間の中での仕事、自分に言われなくても、怒鳴り声は聞こえるし、
こっちが気持ちとしてしんどくなりますし、職場としては最悪の環境でした。
店長の怒りっぽさとその影響
最初はベトナム人だから?文化の違い?ベトナムの人はみんなこうなの?と、感じ
そんな訳ないかと思いつつもググったりもしました(笑)
その怒り方もキッチンでお客様がいるホールでは見えないようにはしてますが、
実際は全部まる聞こえで、お客様が聞いていてもやめずずっと怒鳴っています。
お客様も良くこれでもこの店に来るなー と思いました。
それよりもともかく怒られているシェフの男の子(フィリピン人24歳)も、
この過酷な環境の中でも辞めないというのが凄いなと感じました。
怒られていても淡々と仕事をこなしつつ、
この事には日常茶飯事で慣れているんだろうなと思いました。
よくオーナーがシェフに怒っている時に聞こえてくるのが、
「3年目だろ!」「いつになったらわかるんだ!」
と怒っており、言われすぎて一回、もちろんそうではないと思うんですが、
本当にポンコツなのでは?と勘違いしそうになるぐらい怒られていました。
ため息もすごく1日100回ぐらいついてるんじゃないかぐらいため息をしてて、
こっちもしんどくなります。
本当によくもこんなに人間は怒れるんだなと、血管切れるんじゃないかぐらい怒っていて、
お客様が店に誰もいなかったら1人で怒鳴ってるし、暇でも忙しくなったら怒りやすくなるし、
たまに経営視点でも、「なぜこんなに残すんだ!」とかお客様の残した残飯に怒ったり。
よくニュージーではあることの、お店の中に入ってきたスズメにフォークを投げたりと、
恐ろしいです。
具体的なエピソード
Facebookで怒りを発信
そこのカフェはよくFacebookやインスタも更新頻度が頻繁で宣伝したり、
よく企業か飲食の何かのセミナー?に行ったりしており、
たまに息子さんとかプライベートの事とかを載せています。
ただたまにFacebookでも怒ることがあり、
他にも周りにお店があり大きい駐車場ですが、お店の前の駐車場に、
車椅子の方や身体障害者専用の駐車場があり、それを一般の方が使っているのを見ると
とにかく怒ってFacebookのストーリーに、車とナンバーの写真と、
この人はルールを無視してます。と非難し
過剰過ぎるほど攻撃をします。一度だけでなくちょくちょくそういう投稿が見られ、
日本だとこっちが炎上しそうなことをやってたりしています。
母の日に早く帰らせる
普段は予約とかは無いお店ですが、母の日の事もあって団体で予約が入っており、
カフェの7割の席が埋まっていました。ちょうどランチタイムで混んできた頃に
オーナーがお客が席が空くのを待っているからと言って、団体以外のテーブル客を帰らせて
席を空けさせようとしてました。もちろん回転率を上げるのは大事ですが、
問題なのは、まだ少しご飯とかが余っていてゆっくりしながら食べてるんだろうなーという4人家族の
テーブルを「片付けてこい!」と言われ、できる限り残ってるのは残して皿を片付けたのですが
それでもオーナーは、「全部だ!全部!」と怒鳴りました。流石に「全部?」と聞き直したのですが
全部と言われ、しかも忙しいのもありすでにブチギレ状態。
渋々「ソーリー」と言いながらまだポテトとか少し残っている皿を片付けました。
その後オーナーが、そのお客に「混んでるから食べたなら帰ってくれ!」と威圧的に言い
その家族は帰っていきました。
それから何日かして、お店のGoogleマップの口コミを覗くと案の定、
母の日の帰らされた家族が口コミをしており内容は、
その日にあったことまんま書かれていました。
しかもオーナーが「ハゲだ!」とか別のことでもいじられていました。
でも星は2でした。そこは0とか1じゃ無いのかい!と思いましたが、
オーナーもこの口コミはを見ている事でしょう。日本では考えらないことで、
母の日に心が痛くなったエピソードでした。
Googleの口コミは正しい
他にもGoogleの口コミはたくさん書かれており、
よく言われてるのは、隣に特に韓国人に人気のカフェがあり、そのコーヒーを持ち込みご飯だけここで
食べたりテイクアウトする方とかがたまにおり、そういう人に対して
「持ち込むな!」「持ち込むなら帰れ!」とこれもまた威圧的に注意しており、案の定お客様と
言い合いになり、そこに不満を持った方が口コミで悪コメをしています。
そこまでは、まぁ仕方ないところもありますが問題なのはそういう口コミに
一つ一つしっかりと反論しており、しかもしっかりと喧嘩口調に「そっちが悪いよね」
「こっちは優しくルールを言ったんだ」と言い返しています。
たまに、文言や口調から奥さんが反論している?と思わせる描写もあり、
実は奥さんの方が裏では怖いのか?と思うところもありました。
次によく書かれているのはやはり怒鳴っていることです。
お客様にも店内全部に聞こえるぐらいの怒鳴り声でしかもずっと怒っていて、
基本シェフが怒られているのですが、口コミしている方はみんな「シェフが可哀想だ」とか
「オーナーはアンガーマネジメントを学んだほうがいい」「感情のコントロールをするべきだ」
と、それに対しての指摘が多く見られます。
ただしそういうことに関しては、コーヒーとは違い反論は一切しておらず、本人でも言い返せない
のだろうなと思いました。
それでも不思議なことにGoogle評価のトータル的には星4は保っており、そこが一番の謎でした。
たまに見せる飴と鞭
結構厳しい環境でしんどい職場ですが、たまにオーナーは急に優しく甘くなる時があります。
それは機嫌良ければ、よくコーヒーを淹れてくれたりします。まぁカフェで働いてたらコーヒーを
無料で飲めるのは当たり前のところが多いですが、やっぱり働かせて貰いつつ
コーヒーも飲めるとなると嬉しくなります。
またたまにチップが入った時は、退勤時に少しチップもらえたり
勤務時間より仕事が早く終わってやることが無く、30分ぐらい前に帰ることになっても
しっかり通常の働いた時の時給の給料を貰うことができたり、家族経営だからこその良さが見えます。
厳しい「鞭」もあり優しい「飴」もあり憎みきれない調教をされていました。
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こんなブラックな職場でなぜ辞めなかったかのか、お話していきます。
24歳の同僚たちとの関係
店長と奥さん、そして唯一の同い年の同僚のシェフ。
その子にこの環境には「そのうち慣れるよ」と言われ、またオーナーの怒鳴りがあった時は
店長の愚痴を言い笑いあったりとストレスを発散することができました。
その子は日本のアニメが好きなのでその話をよくしたり、
自分はあまり詳しくは無いですが、日本のVチューバーが好きらしくその話もたまにしていました。
そしてその子の言葉通り、恐ろしくこの環境に慣れていきました。
美味い賄い
この仕事の中でも唯一楽しみだったのが賄いです!
とにかくシェフが作る賄いが美味く、毎出勤の合間の休憩で食べさせて貰っていました。
いつも「チキン?ポーク?ビーフ?ライス?ブレッド?」と何がいいか聞いてくれるので、
食べたいものが食べれてワーホリのこちらの身としても、賄いはとても助かりました。
また東南アジアの料理が多いのでお米(しかも日本の米)も食べれて、口にも合うので
とても満足していました。しかもどれも美味しく、やっぱり人間食事が関わってくると、
辞めるにも辞められませんでした。
ブラック職場での辛い経験から得た教訓
このブラックな職場での経験を通じて、私自身も大きく成長しました。
忍耐力が向上し、 困難な状況でも冷静に対処できるようになりました。
ブラックな職場での経験は、私にとって大きな学びと成長の機会でもありました。
忍耐力や予測
まず間違いなく忍耐力ついたと思います。
厳しい環境での働き方が忍耐力を鍛えました。
怒られる前に顔色伺いながら、いつも何で怒るのか?先の行動、怒られるようなことを
予測して動けるようになりました。
たまにタイミングが悪くやろうとしていたのに、先に言われ怒られるという時は腹が立ちましたけど、
なるべく最小限に抑えるように努力しました。
学びと自己成長
当時は、こんな職場ありえない!と思っていたことが実は海外では良くある普通のことなんだなと
学ぶことができました。決して海外は甘くなく、日本の常識だけでは通用しないと
最初から分かりきっていたことを改めて考え学ばさせて貰いました。
怒っている環境でも、英語の勉強として何を言っているのか聞き取りに集中したり
こうして話のネタになり経験ができると、考え方を変えたりできました。
またどんなことがその日にあっても、働かせてもらってることに感謝をしてとりあえず挨拶は
いつも笑顔で好印象を残すためにやり続けました。
ワーキングホリデーの貴重な経験としての振り返り
こういうワーホリ、海外で一人で生きていく環境じゃないと、この環境で働き続けれないし、
いろんな国の人がいたからその国それぞれの国民性も分かりました。
ベトナムの友達がいるのですが、その人は全然良い人で怒らなかったが、結局どの国も人による、
その国だからではないと決めつけないことを学びました。
次のステップへの決意
でも、次からは生活に余裕を持って、職場を選べれる人材、英語力やお金を持って、
海外で働こうと思いました。(笑)
読者へのメッセージ
今ブラックでワーホリしんどいと思っていても、結局は慣れてきますし、
生活のために頑張ること、何より今後の話のネタにもなります。
もちろん精神や肉体的に危ないのは別として、こういう場所で日本では考えれない環境で
働く経験もしていて良いのかなと、ポジティブマインドでいることも大事だなと思いました。
夢カナ留学最後に
ニュージーランドでのワーホリは、決して楽しいことばかりではありませんでした。
しかし、ベトナムカフェでの厳しい経験を通じて得た教訓や成長は、
私にとって非常に貴重なものでした。
この記事を通じて、これからワーホリを考えている皆さん、現在ワーホリ中で辛い状況の方も、
困難な状況でも学びと成長があることを伝えたいと思います。
ぜひ、この体験談を参考に、 素晴らしいワーホリライフを送ってください!
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